かぎしっぽ
猫の尾の先端が曲がってフックのような形状をしています。主に、日本猫や一部の猫種で見られます。一般的に遺伝子に因るものとされています。
猫のしっぽは18~20個の尾椎という骨で成り立っています。
その尾椎の一部が減少したり、骨同士がくっついたりするとしっぽがくるっと丸まった状態になります。
かぎしっぽになる要因として考えられているのは、「尾無し猫」で知られるマンクスという猫種だけが持つ「T-Box」遺伝子の変異、あるいはジャパニーズ・ボブテイルをはじめとする猫種だけが持つ「HES7」遺伝子の変異です。そして、まだ発見されていませんが、「HES7」遺伝子が変異していないかぎしっぽ猫が存在していることから、「第三の遺伝子」があると考えられています。先天的な要因によるかぎしっぽであれば、特に健康上の問題はないとのことです。